皆さんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか?
朝晩の気温差で体調を崩さないように気をつけてくださいね。
さて本日はここ最近お問い合わせが増加している3Dプリンターについて、その中の材料についてお話しをしたいと思います。
現在歯科用の3Dプリンターは各メーカーより多様な機種のものが販売されています。それに伴い樹脂も数多く販売されています。
これらの樹脂は医療機器としてのライセンスを取得し、安心安全を保証されています。そのため価格が高めになってしまいます。
そのため歯科医院、技工所コストを抑えるためホビー用の樹脂をネット通販で購入し、堂々と使用している所もあります。中には3Dプリンターですらホビー用の物を使用しているところもあります。
SNSの書き込みにも『プリンターはネットで4~5万で買えた。樹脂も2000~3000円で買えて精度も問題無いし』などちらほら見受けます。
確かに市販の3Dプリンターも質は良くなり、臨床でも十分使用出来る程になりつつあります。
でも・・・
だからと言ってホビー用を医療に使って良いって理由にはなりませんよ?
模型だから~、口には直接いれないから~そういう問題ではない!!
例え直接口腔内に入れなかったとしても!おもちゃ用の成分も安全性もなんの保証もされていない物で製作するんですよね?
樹脂の成分が溶け出して付着してしまった物を口の中に入れて、もし患者さんの身体になにか起きた場合どうするんです?
責任とれます?言い逃れできませんよ?何の保証もないおもちゃ用で作っていたんですから。
経費削減、コストを抑えたい気持ちはとても!とても!良く分かります!
でもそこでコスト調整を行ったらダメでしょ。
3Dプリンターの急激な普及により、規制、規則は全く無いに等しいのが現状です。でも近々に必ず規則は出来ます。
身に覚えのある方、今一度考え直してみませんか?
歯科は『医療』ですか?それともただ形になればいい『ホビー』ですか?